なでしこジャパン屈指の美女ストライカーが、東京五輪でシンデレラガールになれるか。

 MF塩越柚歩(23=三菱重工浦和)が15日にオンラインで取材に応じ、高まる周囲からの期待への思いを語った。

 10日のウクライナ戦ではスタメン出場して2得点と大活躍。「2点決めたことで、周りの方からの反響、連絡がものすごく多かった。ファンの方、家族、友達、知り合いからすごく連絡をもらった。自分が思っている以上のものがあった」と日本中にその名をとどろかせ、注目度が急上昇している現状を明かした。

 以前から容姿端麗の美人アスリートとして注目を集めていたが、今年に入って代表でも猛アピールを続けており、東京五輪でブレーク候補として熱い視線が注がれている。

「経験ではまだまだ一番下っ端。追いつけない部分も多いと感じている」と実績ではまだ不十分な面を認めつつも「ウクライナ戦でスタートから出て2点取ってアピールできたと思う。コンビネーションの部分やプレー一つひとつに余裕ができてきた。トラップしてからの余裕ができて、周りを見られる時間が増えた。自分のプレーの幅も広がるし、自分のプレーも出しやすくなった」と確かな自信と手応えも感じている。

 18日の東京五輪メンバー発表へ向けて「待つしかないけど(合宿の残り)あと1日アピールして頑張る」と最後まで強い覚悟でアピールを続けるつもりだ。

 急成長を遂げる新鋭ストライカーが夢舞台へ立てるか注目が集まる。