【東京五輪】前園真聖氏「久保建と堂安だけでは強豪に通用しない…カギ握るOA枠の3人」

2021年06月14日 06時15分

久保建(左)はゴールを決めた堂安を祝福

【前園真聖 Zoom up】U―24日本代表が、東京五輪メンバー発表前最後のテストとなった、4―0で勝利した12日のジャマイカ戦で素晴らしい試合を見せました。中でもMF久保建英(20=ヘタフェ)とMF堂安律(22=ビーレフェルト)のコンビは本大会でも攻撃の中心になるでしょう。このチームの中心で違いを生み出すこともでき、2人が結果を出すことでチームの結束力も上がっていきます。

 気になるのは強豪が集う本大会で彼らがどれくらい通用するかでしょう。結論から言えば活躍が期待できます。2人とも海外のレベルの高いリーグでプレーしており、個人でもチームの核としても十分やれます。ただ、2人だけで打開するのかというと、そうではありません。彼らが良い場面をつくるために、周りがどう生かしていくかが大事になっていきます。そこでカギを握るのがオーバーエージ(OA)枠の3人です。

 DF吉田麻也(32=サンプドリア)とMF遠藤航(28=シュツットガルト)はセンターラインを締めつつ、良いボールで攻撃をビルドアップします。DF酒井宏樹(31=浦和)のサイドからの攻撃も素晴らしく、彼らの貢献によって久保や堂安にタイミング良くボールが入っていきます。OAの3人は守備面がクローズアップされがちですが、攻撃面でも重要な役割を担っています。

 また、国際大会ではチームに勢いを与えるブレーク選手が必要になります。4強に躍進した2012年ロンドン五輪ではFW永井謙佑(32=FC東京)やFW大津祐樹(31=磐田)の活躍がありました。そこで期待するのは、FW上田綺世(22=鹿島)、MF相馬勇紀(24=名古屋)、MF三笘薫(24=川崎)です。彼らはJリーグでプレーしており、相手国からもあまり分析されていないはずで怖い存在になります。

 彼らが活躍することによって、久保や堂安がさらに生きてくる相乗効果も期待できるのです。

(元日本代表MF)

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