サッカー女子の国際親善試合メキシコ戦(13日、栃木)に臨むなでしこジャパンのMF三浦成美(23=日テレ)が11日、オンライン取材に応じ、東京五輪世代のU―24日本代表MF久保建英(20=ヘタフェ)について語った。

 なでしこジャパンは東京五輪メンバーの最終選考試合となるメキシコ戦に向けて調整を続ける中、主力に定着した三浦は「激しい試合になると思う。全員の判断と頭の回転を上げていく。フィジカルの強い相手にもっとフレッシュにしてやらないといけない」と気を引き締めた。

 その一方で、小学生時代に所属した地元のFCパーシモン(神奈川)ではスター選手となった久保とチームメートだったいう。大きなかかわりはなかったというが、当時の印象について三浦は「低学年のときに高学年で体の大きな選手の股を抜いたシーンがあって『ヤバイな』と思った」と振り返った。

 なでしこジャパンとともに今夏の東京五輪を見据えるU―24日本代表では久保以外にも、DF板倉滉(24=フローニンゲン)とMF三笘薫(24=川崎)が〝幼なじみ〟という。

 三浦は五輪に向けて「昔から知っている選手がいて(自分が)日の丸を付けてサッカーができているのは感慨深いものがある。東京五輪に出られるチャンスがあるのはうれしいし、楽しみ。お互いに刺激し合いながら良い関係のまま、五輪(メンバー)に選ばれたい」と話し、大舞台への決意を新たにしていた。