サッカー女子の国際親善試合のメキシコ戦(13日、栃木)に臨むなでしこジャパンのMF北村菜々美(21=日テレ)が11日、オンライン取材に応じ、長所を生かして東京五輪メンバー18人を入りを狙う。

 今年4月に初めてなでしこジャパン入りし、8―0で大勝したウクライナ戦(10日)では左サイドバックでフル出場を果たした。「ポジショニング的には良かったと思う」としながらも「攻撃のクオリティーは課題。サイドハーフとの連係も増やしていかないと…」と修正点を口にした。

 まだA代表で3試合しか出場していないが、好パフォーマンスを披露しチームの主力になりつつある。北村は「周りは年上ばかり。試合をやっていくうちに声を出せるようになったので、要求もしていきたい」と連係強化で、さらなるレベルアップを見据えた。

 また、今回は同じ左サイドバックで、なでしこジャパンの常連DF鮫島彩(33=大宮)がメンバーから外れていることに「誰が選ばれているとかは考えないようにしている。自分の出番が来たから力を出せるようにやっている。攻撃参加が強みなので、2試合(ウクライナ戦とメキシコ戦)を通して回数を増やしていきたい」とメンバー入りに向けて決意を語った。