スペイン1部ヘタフェのU―24日本代表MF久保建英(20)に同1部エスパニョール移籍が浮上したと、同国メディア「VOZ PERICA」など各メディアが伝えている。

 同メディアによると、今季もスペイン1部レアル・マドリードから同1部ビリャレアル、同1部ヘタフェに貸し出されていた久保は、来季も国内クラブへレンタルに出されることが濃厚となっているが、1シーズンで1部への復帰を果たしたエスパーニョールが来季に向けて久保の獲得に乗り出しているという。

 かつて元日本代表MF中村俊輔(42=横浜FC)が所属したクラブ。本拠地を置くバルセロナは、久保にとってかつて暮らした馴染みのある街でもある。また、エスパニョールの指揮官は2季前に所属したマジョルカ時代の恩師ビセンテ・モレノ監督(46)とあってタッグ再結成も期待されている。

 ただ同メディアは「久保は今夏の東京五輪に出場するため、最終的に目的地となるクラブでプレシーズンを全うすることはできない」との障害があるとした上で、マジョルカ、ベティス、グラナダも獲得への興味を示していると報道。最終的には契約元のRマドリードの意向も反映されるだけに、今後の去就動向が注目される。