Jリーグで旋風を巻き起こしているU―24日本代表MF三笘薫(24)が、東京五輪代表の座をかけた〝運命の一戦〟へ向けて悲壮な決意を口にした。

 5日に行われたガーナ戦では途中出場からチーム6点目を挙げたが、内容には満足していない。8日に応じたオンライン取材では「他に決定機もあったし、満足していない。他にいろんなところでチャンスを逃したので、そこは改善すべき」とゴールよりも現状の課題を実感している。

 12日のジャマイカ戦(豊田)は本大会メンバー発表前の最後の一戦。前線のサバイバルは激戦だけに「結果を出さないと落ちると思う。次の試合に左右される立場だと思っているので、自分にプレッシャーをかけてやっていく。五輪に出る意志の大きさがプレーにも表れてくる」と並々ならぬ覚悟を語った。

 Jリーグで大ブレークして大きな注目を集める若武者が東京五輪の夢舞台に立てるのか。最後のアピールを果たせるか注目が集まる。