オーバーエージ(OA)枠でU―24日本代表に選出されたMF遠藤航(28=シュツットガルト)が、自身も出場した前回リオデジャネイロ五輪世代と今回の東京五輪世代の〝大きな違い〟を指摘した。

 8日にオンラインで取材に応じた遠藤は「海外でプレーしている選手が多い。スタメンを組もうと思えば海外組で11人組める。そこは僕らリオ組と違う。当時は(MF南野)拓実(サウサンプトン=当時ザルツブルク)と(MF久保)裕也(シンシナティ=当時ヤングボーイズ、本大会はクラブ事情で不参加)くらいだった」と海外でプレーする選手が急増していると分析した。

 では海外でプレーする選手が多いとチームはどのように変わるのか。

「海外でプレーしている選手が多く、自分を持っている。みんなギラギラしているのはすごく感じる。僕らが入っても年上とか関係なく自分の良さをチームのために出そうとトライしている」とメンタル面に差が生まれるという。そのうえで「国内の選手ももっと(そういう面を)出していいと思うし、そういうのは年上から見ていても頼もしく感じる」と遠藤はJリーグでプレーする選手に向けても〝ギラギラ感〟を求めた。

 海外でのプレー経験が東京五輪世代の大きな武器になりそうだ。