U―24日本代表のMF中山雄太(24=ズウォレ)が持ち前の〝教わり魔〟ぶりを発揮している。

 7日にオンラインで取材に応じた中山は、本職は守備的MFだが5日のガーナ戦では左サイドバックでプレーした。

 日頃から「どんどん聞きにいくタイプ」と言う中山は、A代表でも不動のサイドバックであるDF酒井宏樹(31=マルセイユ)にさっそく〝弟子入り〟。「単純にレッスンを受けていた感じ。動きだったり意識だったり。キャリアの中でそれほど多くの試合をしていないポジションなので」と先輩からどん欲に吸収している。

 教えを請うのは酒井だけではない。「今回、素晴らしいお手本になる選手が近くにいるので、単純にサッカーがうまくなりたいというところから、うまい人からいろんなものを盗みたい」と向上心はどこまでも強い。

 東京五輪世代ではこれまで主将を務めてチームをけん引してきた中山。今後も弟子入りを続けて成長の糧にしていく覚悟だ。