サッカーU―24日本代表のFW上田綺世(22=鹿島)がゴールへのこだわりを口にした。

 5日に行われたU―24ガーナ代表戦(ベススタ)では、4―0で迎えた後半11分に、MF中山雄太(24=ズウォレ)が供給したクロスを頭で合わせ、得点をマーク。試合も6―0で快勝し、点取り屋にふさわしい活躍を見せた。

 ただ、当の本人はさらなる高みを見据えている。試合後には「今日に関してはどんどん追加点を重ねることが大事だったと思うので、その一角を担えたことはうれしい」と手応えを述べた一方で「もしかしたら0―0の状況であのシーンが訪れるかもしれない。一つのゴールに重みがあるので、そこに対する貪欲さは欠けてはいけないと思う」と自らに言い聞かせた。

 当然、上田もメンバー入りが確約されているわけではない。メンバー発表前最後の試合となるジャマイカ戦(12日、豊田)に向けては「今日も前半の頭よりも後半の方が距離感もよく、背後を取れるようになってきたので、それを継続しながら、練習でもさらにすり合わせていきたい。最後のゲームでは前半から背後の動きと距離感と、ワンツーとかも入れていけば絶対に勝てると思う」ときっぱり。代表の座を勝ち取り、チームのキーマンに名乗り出る覚悟だ。