東京五輪世代のU―24日本代表にオーバーエージ(OA)枠で参加するDF吉田麻也(32=サンプドリア)が4日、オンライン会見し、後輩たちの活躍を確信した。

 A代表との兄弟マッチ(3日)をベンチで見守った吉田はOA選手として初合流したU―24代表チームについて「欧州でプレーする選手、A代表の選手がかなり多く雰囲気はいい。最終選考なので緊張感もあって頼もしいなと」と好評価。特にイレブンの姿勢には大きな感銘を受けたという。「(A代表に0―3で)負けて本気で悔しがっていたのは、良かったかなと思います」

 吉田自身は2008年北京、OA選手として参戦した12年ロンドン大会に続き、3度目の五輪出場。同チームのキャプテンに指名される中、国際経験の少ない選手が高い意識を持っていることを確認し、金メダル獲得に向けて大きな手応えをつかんだようだ。

 U―24代表は5日に福岡でU―24ガーナ代表と対戦。東京五輪1次リーグ初戦の南アフリカ戦を想定した試合になる。同チームでの初出場が見込まれる吉田は「昨日出た反省を生かせるのはプラス。1点目みたいな失点を大会ですると、大会自体が終わってしまう。試合の入り方とか、意識してやっていきたい」と気を引き締めていた。