タブーだった〝兄弟マッチ〟実現 A代表イレブンが久保らU―24代表に宣戦布告

2021年06月01日 17時55分

リモート会見に臨んだDF昌子

 日本代表が格の違いを見せつける。国際親善試合ジャマイカ戦(3日、札幌)が中止となった日本代表は、東京五輪世代のU―24日本代表と〝兄弟マッチ〟を実施することになった。

 一部のジャマイカ選手の陰性証明に不備があるとして31日までに来日できず、試合実施が困難となり、代替えとしてU―24代表との試合が決まったが、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)は1日に「こういう試合は往々にしてA代表にプレッシャーがかかったりする。タブー視されていると思っている」とし、かねて協会内では〝兄弟マッチ〟に否定的な意見があったという。

 仮にA代表が敗れるようなことがあれば日本最高峰チームの実力が疑われることになり、森保一監督(52)への風当たりは強まるのは避けられない。また、U―24代表が大敗しても目前に迫った東京五輪への影響が懸念されるなど、いずれにしても試合結果によって両チーム、イレブンが少なからずダメージを受けかねないからだ。

 特に「勝って当たり前」のA代表イレブンは大きな重圧を背負うが、現メンバーは強気だった。1日に会見したDF昌子源(28=G大阪)は「試合をできるのはプラスだと思う。プレッシャー? 代表は常に圧力がかかっている場所。しっかり勝ちを目指していく」とし、冗談ながらも「すごい良いパフォーマンスしたらOA(オーバーエージ)も代わるかもしれない」とコメントした。

 DF山根視来(27)は所属する川崎のMF三笘薫(24)やMF田中碧(22)らチームメートがU―24代表に多数いることもあって「相手にするとやっかいな選手。負ける気はさらさらないのでガッツリいってやりたい」とし「僕たちは真剣勝負をやっているのでどんな手段でも勝ちたいと思っています」と鼻息も荒かった。DF小川諒也(24=FC東京)も元チームメートのMF久保建英(19=ヘタフェ)がいることで「試合をするのは楽しみ」としながらも「出てきたらしっかりと潰したい」と宣言した。

 MF久保やMF堂安律(22=ビーレフェルト)らが主力のU―24代表にはオーバーエージ枠でDF吉田麻也(32=サウサンプトン)、DF酒井宏樹(31=マルセイユ)、MF遠藤航(28=シュツットガルト)が加わっており、戦力は増強されているが、果たしてどんな結果になるのだろうか。

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