ジャマイカ戦中止の原因は「PCR検査の陰性証明の不備」東京五輪へ不安拡大

2021年06月01日 16時21分

オンライン取材に応じた日本サッカー協会・田嶋会長

 日本代表が国際親善試合を予定していたジャマイカ代表の選手が来日できず試合が中止となったことにより、東京五輪への影響は――。

 日本サッカー協会は1日、国際親善試合ジャマイカ戦(3日、札幌ドーム)の中止を発表し、代替試合としてU―24日本代表とのチャリティーマッチ開催が発表された。

 この件について、田嶋幸三会長(63)がオンライン取材に対応。「ジャマイカは米国から、欧州でプレーする選手と二手に10人ずつ分かれて日本に来る予定だった。米国からは昨日到着しているが、欧州から来る予定の選手たちはPCR検査の陰性証明に不備があるとして、空港のカウンターで搭乗が許されなかった。義務付けられた試合3日前となる5月31日に到着できなかった」と、異例のドタキャンとなった経緯を説明した。

 今回の問題は今後の国際試合はもちろん、東京五輪に向けて来日する海外からの選手団でも同様のケースが発生する可能性があることだ。日本代表の国際試合は東京五輪のテストイベントとしても位置付けられているだけに、今回の〝失敗〟は痛恨ともいえる。

 田嶋会長は東京五輪への影響について「もう二度とこういうことが起きないように気を付けないといけない。専門家の意見を聞いているので、分析から何が問題だったのか意見が出てくる」と現状は原因を精査している段階と強調した。

 今後は問題点などを整理したうえで他の競技団体とも情報を共有する方針。「どのような形で搭乗できなかったのかまだ聞いていない。しっかり把握した上で対処したい。スポーツ庁や他の競技団体にもシェアしなければいけないと思っている。陰性証明書などを専門家に見て頂いている。次来る人たちがまた同じことになったら困るので、今見てもらっている」と早急に対策に乗り出す構えだ。

 世界中の国々から選手団が一斉に入国してくる東京五輪。今回と同様の問題が起きないか不安が募る。

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