カタールW杯アジア2次予選(7日=タジキスタン、15日=キルギス)と国際親善試合(3日=ジャマイカ、11日=セルビア)に臨む日本代表のGK権田修一(32=清水)が31日に会見し、ポジション争いとW杯本番について語った。

 国際Aマッチ出場9試合連続無失点中の権田は森保ジャパンの守護神争いについて「GKはなにかすれば出られるようなポジションではないので」としながらも「僕は(試合に)勝てるGKが一番いいと思っている。やれることをやって日々成長する。ピッチにこだわって良いプレーをするだけ」と力を込めた。

 その上で9月から始まるW杯アジア最終予選でプレーすることが自身にとっては非常に重要だという。「これまで最終予選に出たことがない。勝ち抜くという経験をすることが大事だと思ったし、出ていないのはマイナスと感じたので。だからJリーグに戻ってきたというのは別に隠すことのない事実」

 1月にポルトガル1部ポルティモネンセから3季ぶりに日本へ戻ってきたのもカタールW杯本番を見据えているからこそだ。権田は「今回のW杯が(自分の中で)大きなウエートを占めているのは間違いない」と並々ならぬ決意を語ったが、ポジション争いを制し、W杯メンバー入りを果たせるか。