カタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(28日、フクアリ)に臨む日本代表の重鎮、DF長友佑都(34=マルセイユ)が27日にオンラインで会見し、来年のW杯本大会に向け〝世界との差〟について力説した。

 昨季からフランスリーグに初めて参戦。トルコ1部ガラタサライ時代に構想外となり、実戦から約9か月も離れていたため「苦労した。イメージは湧くのに体が反応しなかったが、継続することでコンディションも良くなり試合にも出れて『自分はやれる』と自信が持てた」と、振り返った。

 そんな長友は大目標に掲げているカタールW杯ベスト8入りに向けて感じていることがあるという。「過去のW杯とかトップレベルの試合を研究してきたけど(ロシアW杯決勝トーナメント1回戦の)ベルギー戦も善戦とか言われているけど、内容は厳しいのが正直なところ。全然惜しくなかった」と断言する。

 その上で独自に試合を分析してきた結果として「ボールが目的地になってつながる日本人と、未来につながるトップクラスの差を感じた。トップ選手は1、2秒先につなげるプレーができている。日本人は現在を意識する。そこは大きな差だなと思っている」と力を込めた。

 W杯8強入りにさらなる躍進が欠かせないわけだが、長友は「どこにいても意識で変わったりするので、その意識だけは持って戦いたい」とし、成長を誓っていた。