アギーレ監督八百長疑惑に新展開 当時の選手が金銭のやりとり認める

2014年10月03日 11時00分

アギーレ監督は疑惑を否定しているが…

【スペイン2日発】日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)を巻き込んだスペインリーグの八百長疑惑が新展開を迎えている。


 問題となっているのは2011年5月のレバンテ―サラゴサ戦。サラゴサはこの試合に1部残留がかかっていたため、レバンテ側に賄賂を贈った疑惑が持たれている。


「エル・ムンド」紙(電子版)によれば、当時サラゴサに在籍したMFガビ(31=アトレチコ・マドリード)が2日朝、反汚職防止検察機関の事情聴取に応じ、金銭のやりとりがあったことを認めたという。


 ガビは「アガピト(イグレシアス=当時のサラゴサ会長)に頼まれたことをやった」と話し、サラゴサから8万5000ユーロ(約1160万円)の振り込みがあったことを明かした。お金は同日にアガピト会長に返却したというが「そのお金がレバンテの選手に届けられたかはわからないし、どうなったのかも知らない」と答えたという。


 問題の試合はサラゴサが2―1で勝って1部残留を決めたが、ガビはその2得点を挙げヒーローになっていた。これもサラゴサ側の“演出”だったということなのか。


 同紙は、試合1週間前にサラゴサ側から12か所の口座に振り込みがあった、試合前日に大金が口座から引き出された、さらにレバンテには試合後に四駆車を購入した選手がいた…などが警察の調査で判明したとも報じた。同じく聴取を受けたアガピト氏は「発言はしたくない」と話したが、スペイン国内には大きな波紋が広がっている。


 また、当時サラゴサの指揮官だったアギーレ監督も検察庁への出頭を要請されているものの、アギーレ監督は書面での聴取で済むという。アギーレ監督は1日の会見で疑惑を否定している。実際、アガピト氏ら「疑惑の中心人物」とされる4人の中にアギーレ監督の名前は入っていないが…果たして、どうなるのか。