日本サッカー協会が13日、新型コロナ禍により延期となっていたカタールW杯アジア2次予選の残り試合を日本で集中開催すると発表した。日本は28日にミャンマー戦(フクアリ)、6月7日にタジキスタン戦、同15日にキルギス戦(ともに吹田)に臨む。

 またW杯予選の合間には国際親善試合を組み、同3日にジャマイカ戦(札幌)、同11日にセルビア戦(ノエスタ)を開催することが決まった。

 開催地はいずれも新型コロナの感染拡大が深刻化している。日本サッカー協会の須原清貴専務理事は「中止や延期の可能性は想定していないが、何が何でもやりきることが目標ではなく柔軟に動いていく。前回(3月)やったことでいろいろな知見を得て安全対策には自信を持っている」と感染対策を徹底したうえで開催する構えだ。

「3月の代表戦で実施したことを踏襲する。バブルの設定、公共交通機関を使わないことや、検査頻度、ホテルでの対応など高く評価されているので基本的にこれをやっていく」と説明した。

 クーデターにより混乱が続き、3月に予定されていた試合が延期となったミャンマーの来日については「ミャンマー協会とは常に、密に連絡を取っている。来るということで、こちらでトレーニングもしたいと連絡を頂いている。受け入れる準備をしている」と今回は来日に支障がないとの見通しを示した。