なでしこジャパンは11日、国際親善試合でパナマ(国立)と対戦し、7―0で勝利を収めた。

 8日のパラグアイ戦(仙台)からスタメンを5人入れ替え。9日に合流したばかりのMF長谷川唯(24=ACミラン)、FW籾木結花(25=レイン)らが名を連ねた。

 試合は、前半9分にペナルティーエリア左に抜け出したFW岩渕真奈(28=アストンビラ)が右足でシュート。相手GKに阻まれるも、こぼれ球をFW菅沢優衣香(30=浦和)が押し込み、幸先よく先制した。同16分には、ペナルティーエリア右でパスを受けたDF清水梨紗(24=日テレ)が右足を豪快に振り抜き、代表初ゴールをマーク。その後も得点を重ね、前半だけで5点のリードを奪った。

 後半に入っても勢いが止まらない。同11分に菅沢がFW岩渕のクロスに頭で合わせ、ハットトリックを達成。同16分には途中出場のMF杉田妃和(24=INAC神戸)が左足でネットを揺らした。

 試合後、高倉麻子監督(52)は「前回同様よかったと思うが、細かいところの判断ミスもあった。守備のところはチームとしてやってきたので、よくはなってきている」と振り返った。

 国立がリニューアルされてから男女通じて初めての代表戦で快勝をしたなでしこジャパン。東京五輪の決勝と同じ舞台できっちりと結果を残した。