サッカーU―24日本代表のMF田中碧(22=川崎)が〝本番仕様〟の重要性を口にした。

 新型コロナウイルス禍の影響で東京五輪は今夏に延期となったが、昨季のJ1でベストイレブンを受賞するなど、大きく成長。28日のオンライン取材では「(東京五輪が)1年間延びたけど、その分僕自身もいろんな選手も力をつけてきた」と話した一方で「ただそれはどの国でも一緒なので、より成長スピードを上げていかないと勝てない。五輪で優勝することが自分たちの目標。これから自分自身のパフォーマンス、代表活動で結果を残すことが大事なので、しっかり準備して戦いたい」と危機感を募らせている。

 今回の代表活動は、約4か月後に迫った東京五輪のシミュレーションという意味合いも強い。26日のU―24アルゼンチン代表戦(東京)では0―1で敗戦。29日の再戦(北九州)を前に「勝つことが求められる。次負ければ、五輪では予選敗退になるので、必ず勝ち点3を取れるように全員でやりたい」と気合十分。リベンジを果たし、いい流れで本番に挑むことはできるか。