森保ジャパンで主将を務めるDF吉田麻也(32=サンプドリア)が〝相棒〟への思いを明かした。

 DF冨安健洋(22=ボローニャ)とのコンビは今や代表で不動の地位を確立。28日にオンラインで取材に応じた吉田は、10歳年下の後輩の特長についてこう分析した。「非常に精神的に成熟していて落ち着いている。この前の韓国戦でもラフプレーがあっても落ち着いて対応できるし、メンタル面でのブレがない。若い選手だったらコンディションや精神面で波があって、それでも監督が我慢して使ってくれるかどうかで成長できるか左右されるが、彼はそういう心配がほとんどないのがすごい」と精神面を高く評価した。

 ともに〝守備の本場〟とされるイタリアでプレーしているが「僕も冨安もチームでやっていること以上のものを代表で求めているので、お互いにハングリーさを持っている。チームが中堅クラブで波が激しいチームなので、代表に帰ってきて自分が求めている理想の高いプレーができているのは良い状態。冨安も僕ももっと成長したいと思っているし、お互いに意識し合ってやっているのがいい」。貪欲に高みを目指す意識の高さが相乗効果を生み出しているようだ。

 そして目標とする2022年カタールW杯へ向けて「あとはディテールとのところ。ラインの押し上げや1個2個のチャンスなど。もっと強いチームとやって本当に難しい試合を乗り越えていくことがDFにとって大事になる」と修羅場をくぐり抜けながら最強コンビを目指すつもりだ。