サッカーU―24日本代表の横内昭展監督(53)に悲観する様子は見られない。

 26日のU―24アルゼンチン代表戦(東京)は、一進一退の攻防を見せるも、0―1で敗戦。悔しい結果に終わったものの、28日のオンライン取材では「いろいろ課題も出たし、良かったシーンもある。チーム全体で見ても球際のデュエルのところは、データ的に勝率は五分五分だったと思う」と前を向いた。

 29日には、再びU―24アルゼンチン代表(北九州)と対戦する。リベンジマッチに向けて「(東京五輪の)南米予選1位通過のチームに1戦目で負けたってことに関しては差があるのかもしれないが、まだ1戦しかやっていないし、2戦目のチャンスがある。ひょっとしたら我々はその差をいろんな準備で埋められるところもあるかなと思っているので、楽しみ。また我々に見えてくるものがあるのでは」と不敵な笑みを浮かべた。

 27日の練習では、MF久保建英(19=ヘタフェ)が股関節を気にするようなしぐさを見せていたが、指揮官は「昨日の時点で張りがあったので、軽めのジョギングというか、リカバリーをさせた。今朝状態をチェックしたが、ずいぶん回復しているとのことだった。もちろん戦力の1人として考えている」とコメント。〝日本の至宝〟を2戦連続で起用する可能性も示唆した。

 南米の強豪相手に次こそ勝利を収め、東京五輪へつなげることはできるか。