25日の韓国戦(日産ス)でA代表デビューを果たした日本代表MF脇坂泰斗(25=川崎)が同僚から刺激を受けている。

 川崎の下部組織に所属していたが、高校卒業後に阪南大を経てプロの世界へ。27日のオンライン取材では「プロに入ってからもそうだし、自分の人生というのは急にグーンと伸びたりというのはなかった。コツコツと後退もしながら成長してきた」と当時を振り返った。

 だからこそ、日の丸を背負ってピッチに立っても「今後どうつなげていくか。もっともっと(出場機会を)増やしていけるように、代表での活動と、クラブ(川崎)に帰ってからの後が大事になってくる」と浮足立つ様子は見られない。

 川崎でのチームメイト・DF山根視来(27)の存在も大きい。韓国戦では前半17分にA代表初ゴールをマーク。「抜け出したときには『お、いった』と思った。素晴らしいシュートを決めて先制点をとってチームに流れを作ってくれた。自分も、って気持ちになった」と目を細める。

 Jリーグで圧巻の強さを見せる川崎イレブン。カタールW杯アジア2次予選のモンゴル戦(30日、フクアリ)でも〝王者のスゴさ〟を披露する。