国際親善試合(25日、日産スタジアム)で日本代表に0―3で敗れた韓国代表について、韓国メディアは「屈辱」「横浜惨敗」などとし、2011年に札幌で0―3と完敗して以来のできごとに「韓日戦の歴史にもう一つの惨事が記録された」と報じている。

 そんな中、韓国メディア「スターニュース」は26日、敗戦以上の〝屈辱〟があったと報道。その一つが勝利を確信したであろう森保一監督(52)が後半にMF南野拓実(26=サウサンプトン)やFW大迫勇也(30=ブレーメン)ら欧州組を次々にベンチへ下げて、初招集選手を起用したことで「さらなる屈辱をつくり出した」と指摘した。続けて「この過程(欧州組の交代)で、伊東純也(28=ゲンク)などの交代選手がベンチでほほ笑む姿が中継画面に映し出された」とし「韓日戦惨敗を、さらに屈辱的につくられた場面だった」とも報じている。

 伊東ら選手たちは決して相手ベンチや韓国イレブンに向けて、笑みを浮かべたものではないだけにいつもの難クセともいえるが、日本のやり方や選手に笑われたことを強調し、猛アピールすることで、自国の代表イレブンがまるで〝被害者〟であるかのようなムードを漂わせていた。

 記事ではパウロ・ベント監督(51)が「言い訳の余地がない敗北だった」とコメントしたことも伝えているが、まさかの完敗で韓国内にも波紋が広がっているのは間違いないようだ。