日本代表MF鎌田大地(24=Eフランクフルト)が、25日の韓国戦(日産)のゴールで、自身の成長を実感している。

 1―0の前半27分、右サイドでパスを受けるとドリブルで持ち上がり、フィニッシュまでやり切った。「あれだけ(ペナルティーエリアの)中に(味方の)人が入っていったんで、クロスもいいかなと思ったが、相手選手の対応が良くなかったから仕掛けた。点も欲しかったし、やり切ろうと思った」

 このゴールは2017年から欧州に挑戦して得点感覚を磨いてきたからこそ生まれたのだという。「日本でやってたころは、ああやって一人でやり切ることはなかった。ヨーロッパに出て、できるようになった」。もちろん、やみくもに一人でやろうとするのではなく「チームだと足の速い選手を使ったと思うが、代表だとまた違うので、個人でやり切るべきと思った」と冷静さも残していた。

 今後のA代表はカタールW杯アジア2次予選、さらに最終予選と負けられない戦いへと突入する中、さらに頼れる存在へとなれるか。