日本代表MF南野拓実(26=サウサンプトン)が保有元のリバプールから新天地に移って実感する成長を明かした。

 24日にオンラインで取材に応じた南野。今季はリバプールで出場機会を得られず2月にサウサンプトンへ期限付き移籍したが「単純に試合に出場したかったし、自分の力を証明したかった。オファーが来た時にこの機会を使いたいと思った。シーズンが終わってその決断がよかったと思えるようにしたい」と決断の理由を説明した。

 新天地では強豪チェルシー戦など2ゴールをマークしてレギュラーに定着。「コンディションはリバプールにいたときより試合に出場する時間も多くなっているし、そこはいい感じになってきている。移籍して継続的に試合に出ることでリズムをつかめるようになって、自分の良さも出せている。出場時間が増えているぶん、リバプールにいたときよりゴール前のリズムも取り戻しているし良くなっている」と飛躍を実感。「選手にとって試合に出ることが重要と感じている」と強調した。

 好調の中、再び代表で10番を背負いエースとして迎える日韓戦。「やっぱりいろんな意味で注目度が高い一戦だし、重要な一戦と理解している。A代表では初めての日韓戦。全然重みが違うし、僕自身も内容より結果が大事になると理解している」と気合いを込めた。

 絶好調の日本のエースに宿敵を撃破するゴールへの期待が高まる。