サッカー日本代表の森保一監督(52)が24日、日韓戦(25日、日産ス)を前にオンライン会見に臨み、斉藤俊秀コーチ(47)の新型コロナウイルス感染を受けて今後の活動について説明した。

 指揮官は「合宿前に(感染者が)出た部分では協会がガイドラインに沿って迅速に行動し、接触を避けるなど次の行動に移っていただき次の活動をスタートさせることができた」と速やかに対応したことを強調。チームへの影響も懸念されるが「陽性者が出た影響がチームの動揺につながっているかといえば動揺はない。昨日の練習を見る限りでは、選手もスタッフも韓国戦に向けて集中した状態で、ピッチ上でそれぞれ自分の持っているものを出せている」と不安を払しょくした。

 現時点で他のスタッフや選手は全員陰性が確認されているものの、今後新たに感染者が出る可能性もある。

「クラブで陽性者が出たりコロナに感染した経験がある選手もいる。感染リスクはゼロにはできないので、代表活動の中で感染防止対策を徹底することを実践していきたい」としたうえで、今回の代表活動が東京五輪のテストケースになる点も踏まえて「サッカーに限らず大きな大会、イベントだったり様々な人が集まることがあるが、リスクを下げることを徹底すること。協会は事前の準備から活動期間の運営もすべてを徹底してやれる。他の団体の方々にいろんなことを示せる」と新型コロナ禍で模範を示す重要性を語った。

 チームで感染者は発生したが、様々なケースを想定しながら活動を続ける方針だ。