今夏の東京五輪で最大のサプライズ候補となるか。

 日本サッカー協会は19日、U―24アルゼンチン代表との国際親善試合(26日=東京、29日=北九州)に臨む東京五輪世代のU―24日本代表メンバー23人を発表し、DF中野伸哉(17)が最年少で選出を果たした。

 中野は今季好調の鳥栖で主力を張り、J1で全5試合にスタメン出場している。昨季はクラブ史上最年少となる16歳11か月15日でJ1デビューして14試合に出場。今季は左サイドバックで不動のレギュラーとしてJリーグで旋風を巻き起こしている。

 男子サッカーの日本代表はこれまで五輪に10回出場しているが、高校生が選出されれば史上初。これまでは1996年アトランタ五輪のMF中田英寿や、2008年北京五輪のMF香川真司らが19歳で出場したが、中野は誕生日が8月17日で本大会の開幕時はまだ17歳。選出されればもちろん史上最年少記録となる。

 大抜てきに中野は「選出されたことで満足せず、いいものを吸収し、遠慮せず自分のプレーをしっかりと発揮して頑張ってきます」とコメント。森保ジャパンのシンデレラボーイとなるか注目が集まる。