日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督(52)が16日にオンラインで取材に応じ、東京五輪世代の選手はアルゼンチンと2連戦(26日=東京、29日=北九州)を行うU―24日本代表に招集する基本方針を明らかにした。

 東京五輪世代からはすでに多くの選手がA代表でプレーしているが、両代表の活動が重なる3月の活動について指揮官は「基本的にU―24の選手たちはアルゼンチン戦のほうでプレーしてもらおうと考えている。今回は日韓戦も素晴らしい経験になるが、アルゼンチンは世界でもトップクラスの強豪。選手たちには経験してもらうことがいい。2019年の戦いなどを振り返って頂ければ編成や強化の意図は見えてくるかなと思う」と説明。19年11月も両代表の活動が重なり、東京五輪世代が強豪コロンビアと対戦した際には当時のU―22日本代表のベストメンバーが編成されており、今回もMF久保建英(19=ヘタフェ)など両代表を兼ねる選手はU―24日本代表でアルゼンチン戦に招集される見通しとなった。

 ただ、A代表で常にスタメンを張ってきたDF冨安健洋(22=ボローニャ)とMF堂安律(22=ビーレフェルト)については「スタメンで使う選手は(A代表に)招集しようと思っている。その2人については考えている」と現段階ではA代表に招集する公算が高い。

 久保や、Jリーグでブレーク中のMF三笘薫(23=川崎)などは日韓戦ではなく強豪アルゼンチンとの試合でレベルアップを図ることになりそうだ。