日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督(52)が〝ピクシーセルビア〟との対戦を熱望した。

 J1名古屋で現役時代にプレーし、監督としても優勝に導いた元ユーゴスラビア代表のドラガン・ストイコビッチ氏(56)がセルビア代表監督に就任したことを受けて、9日にオンラインで取材に応じた森保監督は「彼のキャリアからいけば監督としてふさわしい方。選手としても監督としてもすばらしいキャリアを積み重ねてこられているので、セルビア代表としても成功することを願っている」とエールを送った。

 ストイコビッチ監督とは年代が近いこともありJリーグの舞台で幾度となく対戦。「ストイコビッチさんとは選手としても監督としても対戦させてもらった。彼のような素晴らしいスーパープレーをする選手が監督としてマネジメントをして名古屋を優勝させたし、勝者のメンタリティーを伝えられているのは選手たちのレベルアップにもつながっている」とその手腕を高く評価した。

 セルビアは欧州でもトップレベルの強豪だけに、ストイコビッチ監督とのコネを生かしてマッチメークにも期待がかかる。

「ぜひ代表戦で戦える機会があればお願いしたい。ピッチ上で監督としてまたお会いできればいいなと思っている」と森保監督は今後の対戦を熱く希望した。

 実現すれば強化を図るうえで絶好の機会となりそうだ。