韓国紙「中央日報」などが、3月の国際Aマッチデー期間に日本代表と韓国代表による日韓戦の開催が検討されていると報じた。

 森保ジャパンは25日にカタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(日産)が予定されていたが、ミャンマーでクーデターが発生した影響などから相手の申し出により延期が決定。実戦の機会を設けるため、代替試合の開催を模索している。

 同紙によると「JFA(日本サッカー協会)の実務者が先に親善試合の開催を提案してきた。続いてJFAの正式公文書がKFA(韓国サッカー協会)に届き、親善試合の推進が公式化された」と日本側から提案があって現在協議中としている。

 日本サッカー協会の反町康治技術委員長(56)はこの日行われた技術委員会後にオンラインで取材に応じ、韓国メディアの報道について「それはもうノーコメント」と言及を避けた。

 代替試合の相手については当初Jクラブなども選択肢としたが現在は検討しておらず、海外の代表チームを模索している。「そこにはできるだけ活動をしたい。できれば我々は強い相手とやりたいという希望はしている。それは間違いない」と強豪国との対戦を調整している。

 反町委員長は代替試合の相手について1日に「できればやりたいと考えているが、欧州、南米は難しい。アジアくらいしかない。その中で交渉を急ピッチでやっている」と説明していた。

 新型コロナ禍で活動が制限される森保ジャパンにとって貴重な強化の場となるだけに、対戦相手に注目が集まる。