東京五輪に臨む森保ジャパンが3月に2連戦を行うことなったアルゼンチンは〝史上最強世代〟の呼び声が高い。

 イタリア1部インテルで今季13ゴールを挙げて数々のビッグクラブが獲得を狙うFWラウタロ・マルティネス(23)を筆頭に、ドイツ1部シュツットガルトで今季6ゴールをマークしているFWニコラス・ゴンザレス(22)、オランダの名門アヤックスで攻守に存在感を見せるDFリサンドロ・マルティネス(23)らは世界屈指の有望株として注目を集めている。

 さらにイタリア1部ボローニャでレギュラーを張るMFニコラス・ドミンゲス(22)、MFエセキエル・パラシオス(22=レバークーゼン)、DFフアン・フォイス(22=ビリャレアル)などすでにA代表でデビューしている選手も多い。

 他にもアルゼンチンで台頭しているFWフリアン・アルバレス(22=リバープレート)、主将を務めるDFネウエン・ペレス(20=グラナダ)、イングランド・プレミアリーグのブライトンで10番を背負うMFアレクシスマック・アリスター(22)、アルゼンチンには珍しい身長190センチの大型ストライカーとして鳴らすFWアドルフォ・ガイチ(22=ベネベント)、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーを率いる名将ジョゼップ・グアルディオラ監督(50)も注目する逸材のFWバレンティン・カステジャノス(22=ニューヨーク・シティー)などまさに多士済々のメンバーだ。

 日本サッカー協会の反町康治技術委員長(56)は「南米の枠は2つで、1位を取って勝ち取っている。本大会でも力を発揮できるチームで、ガチンコで勝負できることは本当にうれしく思っている。最高の相手。どのような選手が来るか分からないが、欧州組もラウタロはすごいし、なるべくベストで来てもらって良い試合をしたい」と意気込んでいる。

 新型コロナ禍で両チームともメンバー選考は不透明だが、世界屈指のタレントたちの来日に注目が集まりそうだ。