日本サッカー協会は11日、3月30日にアウェーで行われる予定だったカタールW杯アジア2次予選モンゴル戦が日本で開催されることになったと発表した。

 モンゴル政府が新型コロナウイルスの感染対策のため厳しい入国措置を取っており、自国での開催を断念。アウェー戦が異例の日本開催となり、モンゴル側が会場を指定してフクダ電子アリーナで無観客試合として開催することが決まった。

 技術委員会後にオンラインで取材に応じた反町康治技術委員長(56)は「モンゴルは感染者がかなり少なく、ほとんど鎖国状態にしてブロックしている。第3国もあたったのだろうがこういう状況で難しかったのでは」とモンゴル側の判断に至った経緯を説明。フクアリでのA代表戦の開催は異例だが「日本でやらせて頂きたいという向こうの意向を受けて、モンゴルのホームという形で、向こうがスタジアムを選んだ。どういう理由で決めたかは分からないが、いくらかかるとか費用の問題は相談を受けた。成田に近いところで、東京の真ん中に行くより千葉のホテルが安いかもしれないし、こういう所があるというのは話をしたが(決定には)ノータッチ」とモンゴル側の事情を推測した。

 新型コロナ禍で異例の〝アウェー戦のホーム開催〟となるが、森保ジャパンにとっては戦いやすくなることは間違いなさそうだ。