サッカー・U―20W杯中止でアピールの場が消滅…若手の海外移籍に大打撃 

2020年12月25日 20時24分

オンライン取材に応じるU―19日本代表・FW西川潤

 U―20W杯の中止で有望株のキャリアプランに大きな影響が出そうだ。

 国際サッカー連盟(FIFA)が新型コロナウイルス感染拡大の影響によって2021年5月のU―20W杯(インドネシア)、同10月のU―17W杯(ペルー)の開催中止を決定。23年に開催地を変えず振り替えて行うことを決めた。

 若手が目指す国際大会がなくなったことで、特に海外移籍を目指す有望株たちには大きな痛手となる。

 エースFW西川潤(18=C大阪)は「世界トップの選手、いろんな国で活躍する選手が集う。その中でレベルの高い個やチームと戦うことで自分のスキルアップや、今後のステップアップにつながっていく大会だと思う。いろんな方々が見に来る大会だし、アピールの場がなくなったのは個人的にもチームメートも悔しい」と大会の意義を強調した上で、中止の決定に落胆の表情を浮かべた。

 U―20W杯は若手の登竜門として知られており、世界中からスカウトが集結して有望株の〝見本市〟と位置付けられている。日本からも2017年に当時G大阪のMF堂安律が大活躍してオランダ移籍へとつながった。

 現在のU―19日本代表メンバーでも以前にスペイン1部バルセロナを関心を寄せていた西川を筆頭に多くの選手が欧州クラブから注目されていただけに、絶好のアピールの場が消滅したことで将来設計に影響が出かねない。

 それでも「海外で活躍する選手になりたい。目標はぶらさずにしっかりと活躍して、自分という存在価値を表現できるように頑張っていきたい」と西川。気持ちを切り替えてさらに上の舞台を目指すことになる。