U―23日本代表候補のFW斉藤未月(21=湘南)が〝ロシアW杯の経験〟を胸に飛躍を誓った。

 22日から千葉県内で行われている合宿は2日目を迎え、初日と同様に2部練習を実施。オンラインで取材に応じた斉藤は「自分のプレーを出して、チーム、個人のレベルアップを求めてやっていきたい」今回の合宿では自身と同じ中盤に多くの選手が招集されており「いろんなタイプの選手がいるし、特長を持った選手が選ばれている。競争になるし、海外組もいるから競争に打ち勝つために自分の良さを出すのが大事」と持ち味をアピールする構えだ。

 その長所は「前向きでボールを受ける回数が多くなったし、ターンでドリブルで仕掛ける場面も多くなってきて良くなっている」と守備面に加えて今季は攻撃面でも成長を実感している。

 東京五輪世代はすでに多くの選手が欧州でプレーしており、自身もロシア1部ルビン・カザンに期限付き移籍する。

「激しいリーグでレベルが高いと感じているので、その中で試合全体通して多くボールに関わって守備も攻撃もできれば」と意気込みを見せた。

 カザンは〝思い出の地〟でもある。2018年ロシアW杯の際にU―19日本代表の一員として遠征メンバーに選出。16強に躍進した西野ジャパンの合宿地でもカザンで試合や練習を行うなど世界最高峰の舞台を肌で感じ取った。

「行ったことがあってA代表も活動していて、なじみもある。しっかりとプレーして、しっかりした選手になりたい」と力強く語った。

 ロシアでの経験を武器に若武者が夢舞台を目指す。