東京五輪を目指す森保ジャパンの強化合宿で追加招集されたDF森下龍矢(23=鳥栖)がシ烈なサバイバルで台風の目となりそうだ。
22日から千葉県内で始まる合宿に初招集された森下。今季はルーキーながら33試合に出場し、右サイドバックを主戦場としながら3得点をマークする攻撃力でブレークした。
21日にオンラインで取材に応じた森下は自身のアピールポイントについて開口一番「勢いだと思います!」。「僕以上にチームに勢いをもたらせる人はいないと思うので、良い意味で追い風になれるようにしたい。東京五輪代表(争い)に風穴を開けたい」と力強い口調で宣言した。
もちろんプレーにも自信がある。「攻撃のラストのところ。クロスを上げたその先に何が起きるのか。自分でシュートを売ったり、ゴールに直接つながるプレーがサイドバックでもできるのが強み。それを発揮したい」と持ち前の攻撃力をアピールするつもりだ。
明大出身で同じサイドバックの先輩には、DF長友佑都(34=マルセイユ)やDF室屋成(26=ハノーバー)がいるが「2人は越えていきたい存在だと思っている。自分のために成長していく過程で彼らの存在があると思うので、焦らず一歩一歩成長していきたい」。大胆不敵な〝ビッグマウス〟も大きな武器だ。
森保一監督(52)は今回の合宿で〝自己アピール力〟も重視している。グイグイ前に出る抜群のコミュニケーション力を武器に、森下が夢舞台へ下剋上を狙う。