【森保ジャパン】今季最終戦 メキシコに0―2完敗 勝敗を分けた決定力の差

2020年11月18日 11時00分

戦況を見つめる森保監督(ロイター)

【オーストリア・グラーツ17日(日本時間18日)発】森保ジャパンが国際親善試合メキシコ戦で0―2の完敗を喫した。今年最後の代表戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング11位と格上の相手に挑んだ27位の日本だが、課題の決定力不足を改めて露呈し、自慢の堅守もあっさり崩壊。W杯常連の強豪国に力の違いを見せつけられ、来年に再開される2022年カタールW杯アジア予選へ向けて不安を残した。

 10月の代表活動再開から2勝1分けと好調だった森保ジャパンだが、真の強豪を相手に厳しい現実を突きつけられた。特にひどかったのが相変わらずの決定力不足だ。

 前半10分にMF鎌田大地(24=Eフランクフルト)の突破からゴール前へパスを送るも、FW鈴木武蔵(26=ベールスホット)が決めきれず。続く12分にMF原口元気(29=ハノーバー)が鋭いミドルシュートを放つもGKギジェルモ・オチョア(35)の好セーブにあい、15分には原口の突破からパスを受けた鈴木がゴール前でGKと1対1となりながらも仕留めきれない。そのこぼれ球をMF伊東純也(27=ゲンク)が狙うも、またまたオチョアのセーブに阻まれてしまった。

 立て続けに訪れたビッグチャンスをことごとく外すと、流れは次第にメキシコへ。後半に入ると、3試合連続無失点と好調の堅守が崩れ、5分間で2失点を許すと、日本に反撃する力は残されていなかった。

 勝敗を分けたのは、やはり決定力の差だ。森保一監督(52)は「自分たちにチャンスができたときに点が取れれば違う展開になった。ワンチャンスをものにする決定力を身に付けないといけない」と苦言を呈した。

 チャンスを潰し続けた攻撃陣も揃って反省を口にする。2度の好機を逃した鈴木は「前半のチャンスを決めきれないとこういう試合になる。FWの責任を感じている」と猛省。司令塔のMF柴崎岳(28=レガネス)も「攻撃面の違いがあった。自分たちの実力が今はこんなもの。まだまだ力不足だと思う」とチームの現状を厳しく分析した。

 攻撃陣だけではない。最近3試合で完封を続けていた守備陣も2失点。主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)が「後半はボールを奪うことすらできなかった。今日はミスが多かった」と振り返ったように、強豪相手では通用しないことが浮き彫りになった。

 22年カタールW杯へ向けて、来年は延期されていたアジア2次予選が3月と6月、そして9月からはアジア最終予選が始まる。強豪相手の一戦であらわになった攻守の課題を改善できるか。