日本代表の森保一監督(52)が任期の折り返し地点を迎えて〝自己採点〟した。

 ロシアW杯後の2018年7月に就任して2年あまりが過ぎ、目標の2022年カタールW杯まであと2年。ちょうど折り返しとなり、ここまでの指揮やチーム強化について現状の評価を語った。

「私の全体の仕事の成果としては、業界関係者、メディアの方々に評価して頂ければいい」と前置きした上で「常に与えられた環境の中で、そのときにベストを尽くして準備をして戦いに臨むということで活動してきた。確実に積み上げの部分はできてきている」とチーム力アップに力強く手応えを口にした。

 さらに「何よりも選手たちが個のレベルを上げる、それを組織力に生かそうとチャレンジしてくれて、チーム力は上がってきている。選手たちには常に難しい課題を出しているが常にトライをして、共有が進んでいる」。指揮官はイレブンに高いハードルを課し、それに選手が応えながらチーム全体が進化を遂げているというわけだ。

 今年は新型コロナウイルスの影響で代表活動が長期間の中断を強いられるなど困難な面もあった。それでも「間が空いた中でも選手たちと常にコミュニケーションを取ったり、選手たちも常に代表のことを考えてくれていた。チーム作りとしては間が空いたとはいえ、しっかり積み上げはできていると思う」と重ねて強調。目標のW杯8強以上へ向けて、森保監督の目には狙い通りに強化が進んでいると映っているようだ。