森保ジャパンで主将を務めるDF吉田麻也(32=サンプドリア)が、チーム内のFKキッカー事情を明かした。

 吉田は13日のパナマ戦で、後半アディショナルタイムにペナルティーエリア手前で得たFKでキッカーを務め、クロスバーをかすめる惜しい一撃を放った。この強烈FKに吉田が所属するイタリア1部サンプドリアの情報を専門に扱う「サンプニュース24」が「吉田がセットプレーの新たなキッカー候補に名乗り」と報じるなど注目度が高まっている。

 吉田は「決めないと説得力がない。惜しくても入らないと意味がない」とパナマ戦でのFKを冷静に振り返りつつ、チーム内でのキッカーの決定方法をこう明かした。「蹴りたい選手はいると思うし、パナマ戦も(MF原口)元気(29=ハノーバー)が蹴りたそうだったけど、じゃんけんして僕が勝ったので蹴った」。森保ジャパンでは他にもMF久保建英(19=ビリャレアル)、MF柴崎岳(28=レガネス)などFKを得意とする猛者が揃っている。

 ゴールの絶好機でもあるFKキッカー争いを勝ち抜くためには〝じゃんけんの強さ〟も必要となってきそうだ。