オーストリア政府は、同国内の新型コロナウイルス感染者急増を受けて17日から12月6日までのロックダウン(都市封鎖)を決定した。

 この期間は仕事や生活必需品の購入などを除き外出を原則禁止するとし、スーパーや薬局など必需品を販売する店以外は、店舗営業も禁止する。また可能な限り在宅勤務を呼び掛けた。すでに同国政府は、夜間外出禁止や飲食店の営業制限などの対策を取っているが、大きな効果が見られず、厳しい規制に踏み込んだ。

 17日(日本時間18日)には、サッカー日本代表が同国グラーツで国際親善試合メキシコ戦を行う。今のところ両チームは、予定通りの活動を続けているが、今回の措置が開催へ影響を及ぼす可能性もある。

 またメキシコは、14日(日本時間15日)に選手6人が新型コロナウイルスの検査で陽性判定となった韓国との一戦を行っている。もちろん陽性者は隔離され、陰性が確認された選手のみが試合に出場したものの、こちらの扱いも気になるところだ。