期待値は高そうだ。日本代表DF長友佑都(34=マルセイユ)が11日、オンライン取材に応じ、DF冨安健洋(22=ボローニャ)の魅力を語った。

 冨安はイタリア1部という過酷な環境下でも、複数ポジション(センターバック、サイドバック)をこなす非凡さが持ち味の一つで、複数の強豪クラブが熱視線を送っている。

 長友はそんな冨安について「毎試合成長していて、安定感が出ている。あの厳しい環境で、サッカーのレベルだけでなく、外部から来るプレッシャーとかいろんな厳しさを苦しみながら彼自身が乗り越えている。そういう芯の強さ、風格があの若さで出てきている」と分析。

 さらに「本人は『まだまだだ』って言っていたけど、そういう自分自身の課題とか修正能力とかも優れている。天狗にもならないし、自信過剰にもならない。常に謙虚で今の自分自身の足元を見てプレーしているっていうのはあの若さにしてすごい」と絶賛した。

 長友から高評価を得た冨安。オーストリア遠征(13日=パナマ戦、17日=メキシコ戦)でその実力を見せつけられるか。