日本代表MF南野拓実(25=リバプール)とMF鎌田大地(24=Eフランクフルト)が、旧知のMF奥川雅也(24=ザルツブルク)の招集断念を残念がった。

 奥川は新型コロナウイルスの感染対策のためクラブが招集を拒否したMF堂安律(22=ビーレフェルト)に代わって追加招集されたが、その後所属のザルツブルクで6選手の陽性が判明し、自身は陰性だったものの日本サッカー協会は感染対策を徹底するため招集を見送ることになった。

 昨季までザルツブルクで同僚だった南野は「彼が招集されるとリリースがあったときに少し連絡を取って『楽しみやな、一緒にプレーするの』と話をしたけど、状況が変わるのが早くて『参加するかどうか分からない状況になりました』という話はあった」と追加招集が決まった段階で会話を交わしたという。

「彼が(欧州)チャンピオンズリーグでゴールしたのも知っているし、ザルツブルクで活躍している中での今回代表だった。僕は一緒にプレーするのを楽しみにしていたのですごく残念な気持ち」と後輩の無念さを思いやった。

 また、高校時代に同じ京都の地でプレーしていた共通点がある鎌田も「雅也は同い年で昔から知っていた。一緒にプレーしたことなかったので今回できると思って楽しみにしていたので残念」と待望の初競演が実現せず悔しさを見せた。

 それでも南野が「彼は次に向けて結果を出してまたここに来る選手だと思う」、鎌田も「彼くらいの実力ならA代表に入ると思っていたし、またこれから一緒にプレーできると思うのでその日を楽しみにしている」と揃ってエール。さらに飛躍して来年こそ森保ジャパンでの活躍を期待したいところだ。