日本代表は9日、オーストリア・グラーツでパナマ戦(13日)とメキシコ戦(17日=日本時間18日)に向けた合宿をスタートさせた。

 この日はオンラインで森保一監(52)が取材に対応。「10月の代表活動の成果と課題を整理して全てにおいてレベルアップしたい。ベースの確認に時間を使いながら戦いの幅を広げていきたい」と意気込みを語った。

 指揮官は、チーム事情で招集できなくなったMF堂安律(22=ビーレフェルト)の代わりで追加招集されたMF奥川雅也(24)についても言及した。「チームでレギュラーという形でプレーできてプレーの力強さも増している。最近ではCLのバイエルン戦でも得点を取っているし、あの得点シーンは彼の特徴が出ていた。スペースのない中でスムーズにボールを運んでいく特徴を強い相手にも出せていた」

 今回は攻撃ポジションを想定して招集したが「トップのFW、中盤の右も左もプレーできるし、サイドバックでもプレーしている」とユーティリティー性も評価した。