U―23森保ジャパンの秘密兵器となるか MF邦本宜裕がKリーグのベスト11候補に

2020年10月29日 22時05分

福岡時代の邦本宜裕

 日本サッカー界で〝干された男〟が東京五輪の秘密兵器となるか。

 韓国のKリーグが年間ベストイレブン候補を発表し、首位を快走する全北現代のMF邦本宜裕(23)がMF部門で16人の候補に選出された。

 今季全北に加入した邦本はここまでフィールドプレーヤーでチーム最多タイの24試合に出場し、2ゴール1アシストと攻撃陣をけん引している。

 東京五輪世代にあたる邦本はJ1浦和のユース時代から天才と期待され、福岡に移籍後も含め年代別代表に常に選ばれJリーグU―22選抜でもプレー。その素質は誰もが認めるところだったが、2017年5月に「クラブの秩序風紀を著しく乱した」との理由で福岡が契約解除。その後は素行が問題視されたこともあり国内で獲得するクラブはなく、18年1月に韓国に渡って同国1部の慶南に加入した。

 それでも韓国で復活を遂げ、昨年4月にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の鹿島戦で決勝ゴール。視察した日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督に猛アピールした。全北に移籍した今季も2月のACLで昨季J1王者の横浜Mを相手に活躍。韓国紙「スポーツソウル」が「創造性豊かなスキルで2列目やサイド、さらには守備的MFまでこなせるユーティリティ性にも優れている」と絶賛するなど異色の日本人Kリーガーとして韓国で評価を高めている。

 紆余曲折あった男が、日本の宿敵でもある韓国の地でベストイレブンの栄誉を手にするのか注目が集まる。