森保ジャパンの〝オシム氏招待計画〟にコロナの壁

2020年10月23日 06時15分

オシム氏(左)と森保監督

 森保ジャパンの〝サプライズ計画〟は実現するのか。日本代表の11月の活動はオーストリア・グラーツに遠征して同13日にパナマ戦、同17日(日本時間18日)にメキシコ戦を実施する日程で決まった。

 絶好の強化の場となりそうだが、ピッチ外にも注目が集まる。試合が行われるグラーツには元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(79)が住んでおり、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は「どこかで見に来ていただければうれしい。そのことは考えている」と森保ジャパンの合宿や試合への視察を熱望。何らかの形で招待する計画が進められている。

 オシム流サッカーは日本代表に革命をもたらし、森保一監督(52)の戦術のルーツでもある。それだけに直接激励となれば代表チームへのプラス効果は計りしれないが、ネックになるのが新型コロナ禍だ。

 オシム氏はもともと心臓に持病があり、日本代表監督を退任する原因となった脳梗塞の引き金にもなった。心臓に持病がある高齢者は新型コロナウイルスの重症化リスクが高い。そうした背景もあり、反町康治技術委員長(56)は「今のコロナ禍の状況で会いに行くのがいいのか。団体としてそういうことをやることが、もしかしたらいろんな意味でマイナスになる可能性が十二分にある」と慎重な姿勢を見せている。

 オーストリアでは直近1週間で新規感染者数が1万人を超えており、感染が深刻化。協会としても難しい判断に迫られそうだ。