日本代表DF室屋成(26=ハノーバー)が12日にオンラインで取材に応じ、13日の国際親善試合コートジボワール戦に向けてMF久保建英(19=ビリャレアル)との〝コンビ復活〟に意欲を見せた。

 森保ジャパンの右サイドバックはDF酒井宏樹(30=マルセイユ)が不動のレギュラーに君臨しており、9日のカメルーン戦でも安定したプレーを見せた。

 そんな強力なライバルについて「この前の宏樹くんのプレーを見ながら改めてすごい選手だと感じたし、ああいうプレーをしたいと自分も感じた」と脱帽。それでも「出れば自分の力を証明したい」とコートジボワール戦でのアピールへ強い意気込みを見せる。

「自分の良さは攻撃参加で何回も仕掛けていける。そういったところで勝負したい。(DF長友佑都=34、マルセイユも含めて)2人から学ぶところを吸収して、自分のプレーに還元して成長できればいい」と先輩の長所を手本にしつつ、自らの強みを発揮してレギュラー奪取を狙う。

 その一つのカギとなるのが、FC東京で同僚だった久保とのコンビだ。同じ右サイドが主戦場でコートジボワール戦でもコンビを組む可能性があるが「タケは東京のときから一緒にプレーしている。なんでもできる選手なので、自由にやりやすくプレーさせるためにサポートすること。基本的に自由にさせてあげればいいかなと思っている」。久保の長所を引き出す術を熟知しているだけに、相乗効果でチームを活性化するつもりだ。