サッカー日本代表DF冨安健洋(21=ボローニャ)がマイペースで成長を続けている。

 昨季は主にサイドバック(SB)でプレーしていたが、今季は本職のセンターバック(CB)でプレー。開幕節から適格な守備でチームに大きく貢献している。その活躍ぶりに、各国の強豪クラブが冨安に興味を示しており、一部メディアはイタリア1部の名門・ACミランからオファーがあったと報じていた。

 8日のオンライン取材では、各国のクラブから相次いで届くオファーについて「世界的にも有名なクラブ、ビッククラブから興味を持たれていることはうれしく思うし、モチベーションにもつながる」と手応えを口にした一方で「今はボローニャの選手。しっかりとボローニャのためにプレーしたいと思っている」と述べた。

 今後のプランについては「もちろんどういう風にステップアップしていきたいかの理想はある」と語った上で「目の前の相手に負けないとか、目の前の試合に勝つだとか、その場その場で全力を尽くしてここまで来れたと思っているので、先を見過ぎずに今できることを継続して全力でやれればいいかな」と意気込みを示した。

 欧州で評価急上昇中の若武者が、代表戦でどのような活躍を見せてくれるか楽しみだ。