【森保ジャパン】新10番・南野は人気&知名度でも「大エース」になれるか

2020年10月08日 06時15分

新10番に決まった南野(C)JFA

 名実ともに日本サッカー界の「顔」となれるか。森保ジャパンはオランダ・ユトレヒトで9日にカメルーン、13日にコートジボワールと対戦。栄光の10番はMF南野拓実(25=リバプール)が初めて背負うことになり、注目を集める。ピッチ外での評価は若手2人の後塵を拝してきたが、新10番に指名されたことで、〝大エース〟の道を歩む期待も高まっている。

 これまで10番を背負ってきたMF香川真司(31)やMF中島翔哉(26=ポルト)が招集外となったことで注目を集めたエースナンバーは、南野に決定した。オンラインで取材に応じた新10番は「そんなに、その番号に思い入れはない」と前置きしつつも「もちろん、その番号が今まで日本代表を背負ってきた選手が背負ってきた番号と理解している。それを付けさせてもらえてうれしい気持ちはある」と話し、エースナンバーの重みは実感しているという。

 ただ、プレッシャーに押し潰されるつもりはない。「注目されるのも分かっているけど、いつも以上にやらないといけないとか責任感を持ってとかという気持ちではない。いつも通りにプレーできれば」とあくまで自然体を強調。その上で栄光の背番号に見合うパフォーマンスを披露する考えだ。

 1年ぶりとなる日本代表活動で大きな注目を集める中、新10番に指名されたことで期待値は急上昇しているが、ピッチ外でも熱い視線が注がれている。大手広告代理店関係者は「リバプール(イングランド)に移籍してから出場機会があまりなかったし、現在の人気でいえばMF久保建英(19=ビリャレアル)やMF堂安律(22=ビーレフェルト)のほうが上。それでも今季はリバプールでも出番が増えて、そのタイミングで代表でも10番になった。ここから活躍を見せれば一気に(人気面でも)ブレークするのでは」と指摘する。

 南野は森保ジャパンでレギュラーに定着すると、昨年はW杯予選で開幕から4試合連続ゴールを決め、キング・カズことFW三浦知良(53=横浜FC)が持つ記録を超えるなど大活躍。1月には世界クラブ王者の強豪リバプールに電撃加入し、大きな話題を呼んだ。

 ただ人気では〝日本の至宝〟と注目を集める久保のほうがSNSのフォロワー数も多く、堂安は東京五輪前ということもあり大手企業の全国CMに出演して注目度がアップ。広告価値の点では年下の2人の後塵を拝しているという。

 しかし〝日本代表の10番〟というブランドはインパクトが大きい。栄光の番号を背負って派手な活躍を見せれば、人気面でも急上昇は確実。名実ともに日本サッカー界の顔としてスーパーエースの座を築くこともできる。南野にとっては自身の価値をアピールする絶好の機会となりそうだ。