日本代表MF南野拓実(25=リバプール)が7日にオンラインで取材に応じ、代表で初めて付ける背番号10への思いを語った。

 これまで付けていたMF香川真司(31=サラゴサ)やMF中島翔哉(26=ポルト)がオランダ遠征では招集外となり、10番の行方が注目される中で前日6日に南野が付けることに決まった。

 これまで数多くのスター選手が付けてきた栄光の背番号10を代表で初めて付けることになったが「特に背番号にこだわりはなくて、もちろんその番号が今まで日本代表を背負ってきた選手が背負ってきた番号と理解しているけど、今回は親善試合。断る理由もないので。自分が付けたくてというよりはチームが決めたこと。なので、そんなにその番号に思い入れはないというか…」と、これまで代表では9番を背負っており、今回〝大役〟が突如として巡ってきたこともあり、まだ実感がわかない様子だった。

 それでも「その番号が重要な番号だったというのは分かっている。それを付けさせてもらえてうれしい気持ちはある」とその重みは十分すぎるほど理解している。だからこそ「注目されるのも分かっているけど、だからといっていつも以上にやらないといけないとか責任感を持ってとかいう気持ちではない。いつもどおりプレーできれば」と自然体で本来のプレーを披露するつもりだ。

 森保ジャパンの新10番として、文字通り背中で引っ張る覚悟だ。