日本代表GK権田修一(31=ポルティモネンセ)が将来の守護神候補に太鼓判を押した。森保ジャパンの守護神争いではカタールW杯アジア2次予選で起用されている権田が一歩リードしているが、今回招集されているベテランのGK川島永嗣(37=ストラスブール)やGKシュミット・ダニエル(28=シントトロイデン)も存在感を見せている。

 さらに若手に目を向ければ東京五輪世代でレギュラーのGK大迫敬介(21=広島)もいるが、権田はさらなる新生に言及した。

「小久保玲央ブライアン(19=ベンフィカ)には、たまたまこの前ベンフィカのU―23がうちのグラウンドで試合をしていて彼が出ていたので見に行った。本当に将来性豊かだなと思ったし、まだ19歳でこういう選手が、これだけできるんだと思った。この年で海外に来て、これだけできるというのは、本当にこれから楽しみ」とその潜在能力に驚きの表情を浮かべた。

 小久保はナイジェリア人の父を持つハーフで193センチの大型GK。10代にしてポルトガルへ渡り研さんを積んでおり、昨年末のU―22日本代表合宿に飛び級で選出されるなど、森保ジャパンで期待が大きい。

「彼が1年後なのか、1か月後なのか、いつこの場(A代表)に来るのか分からないけど、絶対に来る選手。そういう選手と自分がこれから競争していくんだなと。自分ももっとしっかり頑張らないといけないなと思った」とその実力の高さを認め、近い将来にA代表の守護神争いを繰り広げると予想していた。

 世代交代が進む森保ジャパンで、今後大器の新生が抜てきされるか注目が集まる。