日本代表が万全の新型コロナウイルス対策を施して今年初の活動を行っている。

 選手は練習や食事、メディア対応時以外は部屋で過ごす。選手同士の部屋の行き来もできず、共用スペースでは現地のホテルスタッフを含めてマスクを着用し、携帯用のアルコール消毒液を配布した。

 食事の際も広いスペースに1人ずつテーブルが用意され、それぞれ間隔を保った状態で同じ方向を向いて並べる。ビュッフェ形式は変わらないが、取り分ける際のマスク着用や手の消毒を義務付けた。これまで10人ほどで円卓を囲んで会話をしていた状況とは一変した。

 以前より選手間のコミュニケーションにハードルができたが、DF吉田麻也(32)は「ソーシャルディスタンスがある中で、いろいろな選手と話して学んでいきたい」と対応していく構えだ。