「暗黙の了解」もクリア! 久保建英が日本代表〝史上最年少〟背番号10プレーヤーへ

2020年10月02日 05時15分

昨年のパラグアイ戦では17番を背負った久保(右)

 森保ジャパンで〝史上最年少〟の10番が誕生なるか。日本サッカー協会は、新型コロナウイルスの影響により今年初の日本代表活動となるオランダ遠征(9日=カメルーン戦、13日=コートジボワール戦)に臨むメンバー25人を発表した。今回は欧州組のみのチーム編成となる中で、注目を集めるのはMF久保建英(19=ビリャレアル)だ。日本のエースの証しとなる背番号10の襲名へ機運が高まっている。


 1年ぶりの活動となる日本代表は新型コロナウイルスの影響からJリーグ勢の招集を断念。欧州組だけのチーム編成となった。会見した森保一監督(52)は「我々の試合を通して元気や勇気を感じてもらい、日常生活の励みにしてもらいたい」と、熱く語った。

 その象徴となる日本代表のエースナンバー10の行方が注目される。森保ジャパンで10番を背負ってきたMF中島翔哉(26=ポルト)がコロナ禍でクラブでの活動を〝拒否〟。今季開幕前にようやく合流したもののベンチ外が続き、試合ができるコンディションではないとの判断から招集が見送られたためだ。

 2011年以降、大役を務めてきたMF香川真司(31=サラゴサ)も招集外。今回の遠征では空き番とする可能性はあるものの、新たな10番戦士が誕生する機運も高まる。その候補として、スペイン1部レアル・マドリードと契約し現在はレンタル先のビリャレアルでプレーする久保の存在がクローズアップされているのだ。

 Jクラブの強化担当者はこう指摘する。「10番が空いたのならば久保君になる可能性もあるのでは。ファンが期待するところだし(日本代表オフィシャルサプライヤーの)アディダスの関係者からは長く(10番を)付けられる選手がいいと聞いている。ユニホームも売りたいみたいだし、欧州で実績をつくっている久保君なら適任かも」

 久保はアディダス社と契約中で、これまで同社と契約する選手が日本代表の10番に選ばれることも理由だろう。背番号についてアディダス社は「協会側の決めること。関与していない」としているが、サッカー界では暗黙の了解。11年アジアカップ前、アディダス社と契約する香川が新10番に選出されたことを受けてMF本田圭佑は「自分で選べるなら10番を選ぶ」と、そんな背景を〝示唆〟したほどだ。

 そうなると、森保ジャパンの攻撃陣ではプーマと契約中のMF堂安律(22=ビーレフェルト)より久保にエースナンバーが託される可能性が高くなる。主力のMF南野拓実(25=リバプール)もアディダスの契約選手で候補となりうるが、すでに9番が定着しており「チーム内でも久保なら仕方ないという空気ではないか」(同強化担当)。

 久保が指名されれば1993年のプロサッカー発足後、最年少の10番となる。背番号は試合前に発表される見込みだが、果たしてエースナンバーを背負えるか。